資格を取得するための方法

一口に介護職といっても、資格名や職種名は多岐にわたります。そのなかで移動介護従事者として働くためには、都道府県や指定機関が実施する公的な研修を修了する必要があります。

この研修は、サポートを必要とする対象者の障がい特性に合わせて、主に3つのコースに分かれているのが大きな特徴です。
目の見えない方や見えにくい方を支援する「同行援護」、知的障がいや精神障がいにより行動が困難な方を支援する「行動援護」、そして車いす利用者などの肢体不自由者を支援する「全身性障害者移動支援」があります。

受講資格は特に定められておらず、介護の知識が全くない未経験の方からでも安心して挑戦できます。
研修カリキュラムは、基礎知識を学ぶ「講義」と、実際に外に出て体験する「実技(演習)」で構成されています。実技では、アイマスクを着用して歩いたり実際に車いすを操作したりして、利用者の視点や気持ちを身をもって学びます。

修了までに必要な期間はコースによって異なりますが、多くの場合は数日から1週間程度とされており、仕事をしながらでも十分に取得可能なスケジュールといえます。
また、すでに初任者研修(旧ヘルパー2級)や介護福祉士などの資格を持っている場合は、一部の講義科目が免除される仕組みもあります。まずは自分がどの障がい分野のサポートに携わりたいかをイメージし、お近くの資格スクールや自治体のホームページで研修情報を検索してみましょう。受講費用の一部を助成してくれる自治体もあるため、事前に調べておくと大変お得です。